インフルエンザの男性とタミフル
インフルエンザが流行する季節は予防接種をする人やマスクをしたりなど対策方法は人それぞれですよね。インフルエンザ治療薬であるタミフルは実は予防にも使えるものであることを知らない方も多いのではないでしょうか?

インフルエンザは予防接種をしておきましょう

インフルエンザの予防接種は毎年受ける事をお勧めします。
インフルエンザを「風邪と似たようなもの。
ちょっと酷い風邪と同程度」と考えている人も多いようですが、実際に感染すると、とても辛いものです。
感染力も強く、重篤化すると死に繋がる恐れもあります。
必ず予防の対策が必要とされる、恐ろしい病気なのです。

「今までインフルエンザにかかったことが無いから今年も大丈夫」という意見もよく聞きますが、根拠のない自信に頼るよりも、予防接種を受けてしっかり対策しましょう。
去年は大丈夫でも今年は感染するかもしれません。
いつ誰が感染しても不思議ではありません。

予防接種は、10月~12月頃に注射してもらうだけです。
筋肉注射独特の痛みはありますが、ほんの数秒で終わります。
その後は腫れなど多少出ますが、特に変わらず生活して大丈夫です。
注射は絶対に嫌だ、という人には、”フルミスト”という生ワクチンの接種もあります。
これは、鼻の粘膜に霧状に噴射するだけで接種が終わるタイプのものです。

一番大きなメリットは、注射しないで済むので痛くない、恐怖を感じる必要がない事です。
注射の苦手な小さなお子様にはピッタリでしょう。
そして二番目のメリットとしては、今までの不活化ワクチンとは違い、このフルミストは生ワクチンを使用しているので、効果が約1年と長持ちします。
通常の倍以上の長さです。
今まで接種出来なかった卵アレルギーの人も、この生ワクチンなら大丈夫ですので、朗報でしょう。

しかしフルミストにはデメリットもあります。
日本では認可されていないため、全額自己負担になります。
値段は6000~10000円程度です。
従来の物は値段がここまで高価ではないので、成人なら3000~5000円程で済みます。
もう一つのデメリットは、不活化ワクチンに比べて副作用が強い、という点です。
不活化ワクチンの場合は、注射箇所が多少腫れたり赤くなったりするだけで済む場合がほとんどですが、生ワクチンのフルミストを接種した場合ですと、30~40パーセントの人に鼻水や鼻づまりの症状が出るようです。
期間は一週間ほど続きます。
軽度で済む場合がほとんどなのであまり気にする必要はないのですが、やはり注射と比べると副作用は強めの印象です。

そして、「値段は高くてもいいのでフルミストを接種したい」という人は、もう一つ気を付けて下さい。
日本では認可されていないものを自己判断で使う、ということは、万が一重篤な副作用が出ても、国の保障の範囲外となります。
それを了承してから接種しましょう。

インフルエンザの予防接種をしたら絶対に感染しない?

不活化ワクチンであれ、生ワクチンであれ、予防接種をすれば、もうその年は絶対にインフルエンザに感染しないかというと、実はそうではありません。
予防接種をしても、感染する可能性は十分にあります。
しかし、感染した場合でも、予防接種を受ける意味は大いにあります。
症状がかなり抑えられますので、本当に軽い風邪、程度で済みます。
熱も37度台前半までしか上がらないで済む場合も多いので、イナビルやタミフルなどのインフルエンザ用の薬を飲めばすぐに楽になります。
逆に、ただの風邪かと思っても実は軽く発症したインフルエンザかもしれないので、予防接種を済ませた年でも、風邪っぽくなったら念のためインフルエンザの検査をした方が良いでしょう。
症状も軽くて済みますが、感染力もかなり弱いので、周囲への影響も最小限に防ぐ事が出来ます。

そして、10月頃、早目に不活化ワクチンを接種した人は、3月頃、少し注意が必要です。
不活化ワクチンの効果は約5か月間なので、10月に受けた場合は3月まで効果が続いているはずですが、3月の途中で効果が切れてしまい、そこで運悪くインフルエンザウィルスに襲われてしまうと、感染する可能性は十分にあります。
3月は、日差しも春っぽくなり寒さも和らいできて、気が抜けやすい時期なのですが、インフルエンザウィルスはまだ元気に活動している時期です。
3月いっぱい予防対策をしっかり行えば、4月にはインフルエンザの患者数は激減しますので、もう大丈夫でしょう。

どうせ感染するのならば、予防接種を受けておいた方が身体も楽ですし、周囲への感染の心配も少なくて済みます。
毎年のインフルエンザの予防接種を習慣にすることをお勧めします。